曜子先生の女性教室

曜子先生の女性教室

毎週火曜よる9:54 OA
知っているようで意外と知らない女性の体について、福田病院の福田曜子先生が皆さんからの質問に答えます。
愛育会 福田病院 産婦人科 福田 曜子先生
OA

「女性の かかりつけ医」

女性には、妊娠や出産だけでなく、特有の病気や症状があり、年齢によって体の悩みも変わっていきます。
女性が健康に年齢を重ねていくために、女性のための『かかりつけ医』がいます。

かかりつけ医とは、健康に関することを何でも相談できて、最新の医療情報を熟知し、必要なときは 専門の医師や医療機関を紹介してくれる、身近で頼りになる医師のことで、
女性のための かかりつけ医が、産婦人科医です。
産婦人科は、産科と婦人科の両方を兼ねていて、妊娠・出産に関する診療だけでなく、思春期から高齢の方まで、幅広い年代の女性を診療しています。

女性特有の疾患は、症状が出るころには重症化しているケースもあり、将来妊娠を望んだときに、トラブルが判明することもあります。
今はインターネットの普及により、健康情報もすぐ手に入りますが、全てが正しい情報とは限りません。
かかりつけ医がいれば、日頃の健康状態を知った上で、病気や症状などについての的確な診断やアドバイスがもらえ、病気の予防や早期発見、早期治療につながります。

女性は、年齢によって分泌量が変化する女性ホルモンの影響により、年齢とともに病気のリスクも変化していきます。
『思春期』(8歳~19歳頃)には、月経異常、痩せすぎ、性感染症など。
『性成熟期』(20歳~45歳頃)には、乳がん、子宮内膜症、子宮筋腫、子宮頸がんなど。
『更年期』(46歳~55歳頃)には、更年期障害、生活習慣病、子宮体がんなど。
『老年期』(56歳以降)には、骨粗しょう症、尿失禁、認知症などがあります。

女性特有の症状などは、なかなか人に相談しづらいものです。
自分の健康について一緒に考えてくれる、かかりつけ医を早めに探しておくと安心です。

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