曜子先生の女性教室

曜子先生の女性教室

毎週火曜よる9:54 OA
知っているようで意外と知らない女性の体について、福田病院の福田曜子先生が皆さんからの質問に答えます。
愛育会 福田病院 産婦人科 福田 曜子先生
OA

「妊娠したと思ったら」

多くの妊婦さんが、月経の遅れで妊娠に気付きます。
月経開始予定日から、1、2週間過ぎても月経が来ない場合は、妊娠の可能性を考えましょう。

妊娠したと思ったら、まずは市販の妊娠検査薬で調べてみましょう。
毎月、規則正しく月経がある場合は、月経開始予定日から1週間経過したころを目安に、妊娠検査薬を使用してみましょう。
月経開始予定日がわからない場合は、性交渉から3週間以上経ったころを目安に検査してみましょう。

妊娠検査薬は、妊娠が成立すると分泌されるホルモンを、尿の中から検出するもので、多くの検査薬が正しく反応するほどのホルモン量が分泌される、月経開始予定日から1週間過ぎたころを目安に検査するようになっています。
現在市販されている妊娠検査薬は、かなり精度が高くなっているため、陽性反応が出たならば、ほぼ間違いなく妊娠していると思ってください。
また、陰性の場合も、検査薬を正しく使えていなかったり、時期が少し早かった可能性もありますので、妊娠の兆候が継続している場合は、日を改めて検査してみましょう。

もし、陽性反応が出た場合は、早めに産婦人科を受診し、正確な診断を受けましょう。
妊娠検査薬では、妊娠の有無はわかりますが、正常な妊娠かどうかの判断まではできず、子宮内膜以外の場所に受精卵が着床する異所性妊娠などの異常妊娠の可能性もあります。
胃所性妊娠は早期発見が不可欠で、放置してしまうと、子宮以外の着床した部分で破裂して、大量出血を起こし、大変危険な状態になるため、早めの受診で発見されることが重要になります。

妊娠初期は、赤ちゃんの神経や脳など重要な器官が形成される時期なので、妊娠の可能性がある場合は、健康的な生活を心がけましょう。

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