曜子先生の女性教室

曜子先生の女性教室

毎週火曜よる9:54 OA
知っているようで意外と知らない女性の体について、福田病院の福田曜子先生が皆さんからの質問に答えます。
愛育会 福田病院 産婦人科 福田 曜子先生
OA

「妊娠中の紫外線対策」

5月から9月は、紫外線が強くなる季節だといわれています。
紫外線は、シミやソバカスだけでなく、乾燥やシワの原因、皮膚がん、白内障などの病気とも深く関わっています。

紫外線から細胞を守る役割の『メラニン』という色素は、紫外線を浴びると、皮膚を守るために増える性質があり、メラニンが過剰に作られると、シミやソバカスの原因になります。
妊娠中に分泌が増加する女性ホルモンには、メラニンを作る細胞の活動を促進する作用があり、メラニンの生成量は、いつものおよそ10倍になるといわれています。

さらに、妊娠中は色素が沈着しやすくなるため、シミやソバカスができやすくなります。妊娠中のシミやソバカスは一過性のもので、産後には薄くなるといわれていますが、消えずに残ることもあるため、妊娠中の紫外線対策が大切になります。
紫外線対策は、妊娠中でも、普段とあまり変わりません。
服や日傘、帽子、サングラス、日焼け止めの使用、スキンケアによる保湿、良質な睡眠、食事からビタミンCを摂取することなどです。

しかし、近年、過度の紫外線対策や、食事からのビタミンDの摂取量が足りないことによる、妊婦さんのビタミンD不足が問題になっています。
骨を丈夫にする、免疫力を高める、ビタミンDは、皮膚に紫外線を浴びることにより体内で生成することができるビタミンです。
ビタミンDが慢性的に不足している『ビタミンD欠乏症』では、早産や妊娠高血圧症候群、妊娠糖尿病のリスクが高まる傾向にあり、お腹の赤ちゃんにも、骨密度の低下や、出生後から骨の成長に影響を及ぼす可能性があります。

妊娠中のビタミンD不足を防ぐためにも、日陰を利用して散歩するなど、適度な日光浴を心がけるようにしましょう。

プッシュ通知でTKUの番組やイベントの
最新情報をお届けします!