曜子先生の女性教室

曜子先生の女性教室

毎週火曜よる9:54 OA
知っているようで意外と知らない女性の体について、福田病院の福田曜子先生が皆さんからの質問に答えます。
愛育会 福田病院 産婦人科 福田 曜子先生
OA

「妊娠中の食事」

妊娠中の食事で意識したいのが、エネルギーと栄養を、過不足なく とることです。
1日の食事から、バランスよく栄養がとれているか、食生活を見直してみましょう。

妊娠中の食事のポイントは、まず、『さまざまな食材を取り入れること』。
同じ食材ばかりに偏らず、緑黄色野菜、根菜類、海藻類、きのこ類など、多くの食材を取り入れ、栄養のバランスを取るようにしましょう。

『1日3食、規則正しくとること』。
つわりが落ち着いたら、朝・昼・夜と、決まった時間に食事をとるようにしましょう。
食事のリズムは、規則正しい生活習慣にもつながります。
また、夜遅くの食事は、脂肪がつきやすくなるので注意しましょう。

『よく噛んで、ゆっくり食べること』。
よく噛んで、ゆっくりと味わいながら食べることで、食べすぎを防ぐことができます。
妊娠中は、その人に合った、適正な体重増加の目安があり、体重の増えすぎも、抑えすぎも、さまざまなトラブルのもとになります。
適正な体重増加は、出産だけでなく、お母さんとお腹の赤ちゃんの、その後の健康にまで影響するため、妊娠中の体重管理は、とても重要です。

『塩分・糖分を控えめにすること』。
塩分のとりすぎは妊娠高血圧症候群、糖分のとりすぎは妊娠糖尿病のリスクが高くなります。
妊娠中の食事は、薄味の和食を中心にしましょう。
      
『おやつを補食と考えること』。
甘いもやお菓子、ジュース類は、糖分・カロリーの取りすぎにつながります。
果物やヨーグルト、ナッツ類や小魚など、食事の中で足りていないものを補うようにしましょう。

妊娠中は、お母さんの食事が、お腹の赤ちゃんの栄養となり、その成長にも大きく影響する時期です。
家族のためにも、『食』についての意識を高めていきましょう。

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