11月3日は、『いいお産の日』です。
妊娠・出産は、妊婦さんにとって、大きな人生の1ページですが、ご家族にとっても、大きな喜びであり、貴重な経験です。

ご家族が妊婦さんに寄り添うことは、健全な妊娠期間を過ごす上で、とても大切です。
ご家族に意識して欲しいポイントとしては、妊娠を喜び、お腹の赤ちゃんに興味を持つこと、妊娠・出産についての情報収集や勉強、妊婦さんとお腹の赤ちゃんの健康管理に配慮すること、家事や身の回りのことを手伝うこと、妊婦さんの精神的なサポート、
上の子がいる場合は上の子のフォロー、などがあります。

具体的には、お腹の赤ちゃんに話しかけたり、赤ちゃんのお世話の仕方を妊婦さんと一緒に学んだり、家事がスムーズにできるよう 家の中の物の場所を把握することなどです。
妊婦さんが、毎日楽しい気持ちで過ごすことは、お腹の赤ちゃんにも良い影響があります。
産後に備えて、妊娠中から、ご家族でお母さんをフォローできるような体制を整えていきましょう。

妊婦さんがリラックスしてお産にのぞめる方法として、『LDR』があります。
LDRとは、陣痛から分娩、回復期までを1つの個室で過ごすことができる分娩室です。

陣痛室から分娩室までの移動がないため、体への負担が少なく、自宅のような環境で、周囲を気にせず過ごすことができるため、妊婦さんの痛みや、肉体的・精神的な負担を軽減することができるといわれています。

家庭的で温かい雰囲気の室内には、トイレ、洗面所、ソファー、テレビなどがあり、緊急時にも迅速に対応できるよう、分娩監視装置をはじめとした最新の医療機器を配備しています。
産後は、すぐに育児がスタートします。
お母さんは、体調が戻るまで、しっかりと休養することが大切なので、ぜひ、ご家族で支えてあげてください。