曜子先生の女性教室

曜子先生の女性教室

毎週火曜よる9:54 OA
知っているようで意外と知らない女性の体について、福田病院の福田曜子先生が皆さんからの質問に答えます。
愛育会 福田病院 産婦人科 福田 曜子先生
OA

「妊活について(1)」

妊活とは、妊娠に関する知識を身につけることや、生活習慣を見直し 体質を改善することなど、妊娠への前向きな活動全般のことをさします。

妊活はひとりで頑張るものではないので、まずはパートナーとよく話し合い、妊活の方向性や情報を共有することからはじめてみましょう。
健康な若い男女が、タイミングを合わせても、自然に妊娠できる確率は、1回でおよそ30%というデータもあります。
男女ともに、年齢を重ねていくほど妊娠率は下がる傾向にあるため、妊活を始めるのは、少しでも早い方が良いでしょう。

女性の場合、基礎体温をつけてみるとよいでしょう。
基礎体温とは、安静な状態にあるときの体温のことです。
毎日継続して測ることが大切で、小数点2位まで検温できる婦人体温計を使います。
できるだけ毎朝同じ時間に、目覚めてから、そのまま起き上がらず、舌下で測り、基礎体温表やアプリなどで測定値を記録して、グラフ化します。

正常に排卵が起こっている場合、グラフは排卵日を境に、低温期と高温期の2相になります。
卵子の寿命は24時間くらい、精子の寿命は3日程度なので、排卵の2日前から排卵直後が最も妊娠しやすく、基礎体温表をもとに排卵日を予測して、妊娠のタイミングをはかることができます。
もし、低温期が続く場合には、排卵が起きていない可能性があります。

次回は、妊娠の確率や、妊活における体づくりについてお話します。

【インフォメーション】
福田病院では、3月8日の国際女性DAYに合わせ、『産婦人科だからこそ伝えたい性教育』と題して イベントを開催いたします。対象は、高校生と中学生です。参加のお申し込みは、福田病院ホームページから、締め切りは2月末となっています。詳しくは、ホームページをご覧ください。

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