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「妊活について(2)」
妊活について、今回は、妊娠の確率や、体づくりについてお話します。
健康な女性が、ひと月に自然妊娠する確率は、25歳から30歳で25%~30%、35歳で18%、40歳で5%、45歳で1%というデータがあります。
女性の卵子は、加齢とともに、生殖能力が衰え、妊娠確率が低くなるといわれています。
さらに、妊娠中の合併症や、赤ちゃんの先天異常、流産などのリスクも、上昇していきます。
また、男性の年齢が高くなると、妊娠するまでにかかる時間が長くなり、男性の加齢とともに、流産率が上昇し、赤ちゃんの先天異常のリスクが高まるといわれています。
妊活では、妊娠しやすい体づくりが、とても大切です。
特に女性の場合、女性ホルモンの分泌は、脳や神経からの指令でコントロールされているため、不規則な生活や睡眠不足、ストレスなどがホルモンバランスの乱れにつながり、妊娠しにくい原因になります。
まずは『生活のリズムを整えること』。
『規則正しい食生活と、栄養バランスのとれた食事を心がけること』。
そして、『体を冷えから守ること』。血行不良は、子宮や卵巣の機能に影響を及ぼし、妊娠の妨げになる場合があります。『適度な運動』は、血行を促進し、正常なホルモンバランスを維持することにつながります。
健康的な生活は、妊娠への第一歩です。
あまり気負わず、できることから始めていきましょう。
【インフォメーション】
福田病院では、3月8日の国際女性DAYに合わせ、『産婦人科だからこそ伝えたい性教育』と題して イベントを開催いたします。
対象は、高校生と中学生です。
参加のお申し込みは、福田病院ホームページから、締め切りは2月末となっています。
詳しくは、ホームページをご覧ください。