OA
「女性のがん検診」
定期的に がん検診を受けることは、がんの早期発見と適切な治療につながります。
がん検診の目的は、がんを見つけることだけではなく、がんによる死亡率や罹患率を低下させることです。
肺がん、胃がん、大腸がん、乳がん、子宮頸がんの5つのがんは、検診で早期発見でき、治療によって死亡率が低下することが科学的に証明されているため、国では、これらのがん検診を推奨しています。
全国の市町村が実施している 5つのがん検診には、公費による補助があるため、比較的少額の自己負担で受診できます。
中でも、『乳がん検診』と『子宮頸がん検診』は、女性のみが受診対象となっています。
市町村が行う『乳がん検診』は、問診やマンモグラフィで、対象者は40歳以上の女性、2年に1回の受診が推奨されています。
乳がんは、日本人女性がかかるがんで最も多く、およそ9人に1人が発症するといわれていますが、無症状のうちに検診を受けることで、早期発見・治療につながり、9割以上のケースで治癒が期待できます。
『子宮頸がん検診』は、問診・視診・子宮頸部の細胞診・内診となっており、対象者は20歳以上の女性で、2年に1回の受診が推奨されています。
子宮頸がんは、近年、若年層で増加傾向にあり、性交渉によるヒトパピローマウイルスへの感染が関係しています。
ほとんどは自然消滅しますが、感染が持続した場合、長い時間をかけて がんになります。
進行すると治療が難しいことから、早期発見が極めて重要な病気です。
乳がん、子宮頸がん検診は、市町村から無料クーポンが発行されています。
対象の方は、使用期限が2月末となっていますので、早めに受診してください。