女性には、女性特有の病気や症状、妊娠・出産、年齢による体の変化などがあり、人に相談しづらい悩みもあるものです。
女性が健やかに年齢を重ねていくために、女性のための かかりつけ医がいます。

かかりつけ医とは、健康に関することを何でも相談できて、最新の医療情報を熟知し、必要なときには、専門の医師や医療機関を紹介してくれる、身近で頼りになる医師のことで、女性のための かかりつけ医が、産婦人科医です。
産婦人科は、産科と婦人科の両方を兼ねていて、妊娠・出産に関する診療だけでなく、思春期から高齢の方まで、幅広い年代の女性を診療しています。

女性特有の疾患は、症状が出るころには重症化しているケースもあり、将来妊娠を望んだときに、トラブルが判明することも少なくありません。
早い時期から、信頼のおける産婦人科医をかかりつけ医に持つことで、病気やトラブルの早期発見・治療につなげることができます。
早期に治療すれば治る病気も多いため、体の違和感を感じたら すぐに相談することができる、かかりつけ医がいると安心です。

女性には、ライフステージごとに、起こりやすい健康トラブルがあります。
8歳頃から19歳頃までの『思春期』には、月経異常や痩せすぎ、性感染症など。
20歳頃から45歳頃までの『性成熟期』には、乳がん、子宮内膜症、子宮筋腫、子宮頸がんなど。
46歳頃から55歳頃までの『更年期』には、更年期障害、生活習慣病、子宮体がんなど。
56歳以降の『老年期』には、骨粗しょう症、尿失禁、認知症などがあります。

今は、健康情報に関しても、本当に正しいものかどうか見分けるのは難しいものです。
かかりつけ医を持ち、自分のためだけのアドバイスを受けることができるのは、大きなメリットだと思います。