曜子先生の女性教室

曜子先生の女性教室

毎週火曜よる9:54 OA
知っているようで意外と知らない女性の体について、福田病院の福田曜子先生が皆さんからの質問に答えます。
愛育会 福田病院 産婦人科 福田 曜子先生
OA

「妊娠中期の体の変化」

妊娠中期とは、妊娠5ヵ月から妊娠7ヵ月のおよそ3ヵ月間のことで、一般的には安定期と呼ばれ、妊娠初期より体調の安定する妊婦さんが多くなります。

妊娠5ヵ月は、妊娠16週~19週のことで、胎盤の基本的構造が完成するとともに、体内のホルモンの状態が安定してきます。
多くの妊婦さんが『つわり』もおさまって、食欲が旺盛になるため、急な体重増加に注意します。
お腹のふくらみが目立つようになり、体全体がふっくらと丸みを帯びて 妊婦さんらしい体つきになります。
早い人では、妊娠18週ぐらいから胎動を感じるようになります。

妊娠6ヵ月は、妊娠20週~23週のことで、多くの人が、はっきりと胎動を感じるようになります。
お腹や胸がますます大きくなり、乳腺も発達します。
子宮の大きさは、大人の頭よりも ひと回り大きくなるため、膀胱が圧迫されてトイレが近くなったり、背中や腰にも負担がかかり 痛みを引き起こすなど、
マイナートラブルに悩まされることもあります。

妊娠7ヵ月は、妊娠24週~27週のことで、お腹は ますますせり出し、子宮の重みから腰や背中、下半身などへの負担が大きくなってきます。
それに加え、ホルモンの影響で骨盤の関節がゆるくなるため、腰痛が起こりやすくなります。
また、血液量が増えるのに伴い、手足がむくみやすくなります。
お腹が張りやすくなるため、疲れを溜めないように、ゆったりと過ごすことが大切です。

妊娠中期以降は、体重管理も大切になってきます。
栄養バランスのとれた食事と、適度な運動で、自分に合った適正な体重管理を心がけましょう。

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