浜田 友里子
浜田 友里子
TKUアナウンサー 浜田 友里子 Yuriko Hamada

備える

熊本地震から5年、TKUでは夕方のニュースや特別番組の放送などで

あの日を振り返り、教訓や今後の備えについて連日お伝えしてきました。

 

(写真は5年前の避難所で撮影した一枚。

たくさんの支援に支えられ、復興の道を歩んでいることを感じます)

 

5年前の4月14日、私は午後8時55分のニュースを読み終わり

当時の上司と午後9時過ぎに「お疲れさまでした~!」と言葉を交わし帰宅。

そして夕飯を温めようとガスコンロに火をつけたところで1回目の大きな揺れに襲われました。

その瞬間フライパンがポーンと飛び、その揺れの大きさにただ驚くばかり。

慌てて火を消して、これはまずい!と瞬間的に思い、リュックサックに着替えと通帳・印鑑を入れて出社の準備をしました。

なぜか、この準備の時はすっっっっごく冷静でした。

 

ただ、このあと食べ物に困るということまでは全く想像しておらず、

非常持ち出し袋も…恥ずかしながら備えていませんでした。

 

その後、翌日の夕方まで取材を続けるのですが、

翌昼の途中で立ち寄ったコンビニでは食べ物がほとんど売り切れていて、食事にありつけず…。

 

それ以来、自宅の非常持ち出し袋はもちろん、会社にもカップ麺やお菓子など、いざというときに口にできるものを常備するようになりました。

そして毎年4月には、自宅の非常持ち出し袋の中身の確認をするようにしています。

娘のオムツのサイズを確認したり、今年はコロナ禍ということで除菌スプレーやマスクも多めに入れました。

 

「あの時、大変だったね」で終わらせない。

〝いまできる備えを、しっかりと〟です

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