後藤 祐太
TKUアナウンサー 後藤 祐太 Yuta Goto

2014年04月の一覧

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これまでの晴天とは打って変わり、雨模様の福島です!

一昨日のチリ沖地震の影響で、日本では東北地方などで昨日午前3時に津波注意報が発表されました。

それに伴い、我々は午前3時にホテルを出発し、いわき市に向かうことに。

まぁ眠い眠い。。。

運転手さんは徹夜で迎えに来てくれました(^-^;

内容は市役所の対応を取材。

危機管理課の職員が集まり、情報収集したり、防災無線で注意を呼びかけたりと、大雨や台風のときの熊本の対応と同じようなものです!

ただ『津波』というものには非常に敏感で、対応も早く、市民も自主的に避難したりと、それぞれの意識はやはり高いなと感じました。

いわき市小名浜で観測された津波は20センチ。

大きな被害もなく一安心。

ただ注意報が解除された午後6時までずっと市役所に張りついていたため、我々の体力が限界になってしまいました(T_T)

震災直後はこっちのマスコミは毎日こんな生活だったんだろうなぁと思うとすごいです(^-^;

福島に来て6日。
ホテル生活で完全に疲れが取れず、やや体が重たくなってきました。

あと2泊!

もーちょっと頑張ります!

今日も福島は雨。
2時間かかるいわき市に今日も向かってます!

熊本は天気どーですかね?

今日は長男、次男の保育園の入園式!

行きたかったなぁぁぁ(>_<)(涙)

そろそろ会いたくなってきたなぁ(T_T)

あ、写真はなぜか出張の荷物の中に入っていた長男の靴下。
足ちっちゃ!

保育園頑張れよー(^^)/

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昨日も晴天に包まれた福島!

さらに原発に近づき、楢葉町へ。

ただ取材はこれまでと打って変わってヤワネタ。

町の温泉がこれまでは町民にだけ無料解放していたが、4月1日から町民以外にも解放を始めたというもの。

正直、これまでの取材に比べると心がホッコリする話題。

町の除染作業に携わるのは殆どが県外の作業員。

町のために頑張っている人たちのために温泉を利用してもらおうというもの。

楢葉町とは関係のない自分にとっても、何となく嬉しく感じました!

温泉から見える景色は絶景!

眼下に綺麗に太平洋が見え、すごくリラックスできそうな景色。

でも温泉がある高台から逆側に目を移すと、除染作業で出た土の山が…。

まだ復興の途中なんだなって実感も沸いてくる。
(温泉も湧いてくる… なんちゃって(^-^;)

目指す景色と、現実の景色が同じ場所から見渡せる。

町民や現場の作業員はどんなことを感じているのだろう。

はやく360度、絶景の大パノラマが戻るといいですね(^-^)

これまでのブログを読んでいただいた方からは「頑張れー」とか「辛いね」って言葉をもらいます!

確かに取材中は辛く感じたり、無力感を感じたり、マスコミ不信を感じたりと、想像以上の感情が入り乱れたりします!

でも、基本的に福島の人たちは元気で、明るくて、もてなしたがりです!

取材が終わりホテルに戻ると、晩酌の場所を求めて街中をウロウロ!

結構、夜は楽しんでますよ(^-^)v

出張前に先輩から「取材よりも街でお金を落とすことが復興にもつながるから」って言われたこと。
確実に実践しています!

写真は一昨日行ったお店。

「政宗!」

カウンター7席くらいの古いお店ですが入って大正解でした!

マスターが「こんな若い人が3人も来るのは珍しい」とビックリしてましたが、何となく入った店でもやっぱり縁ってあるんです。

マスターの地元は久留米。

お婆ちゃんは熊本にいたそうで…。

しかも池田だって!

「会社のすぐ近くですよ」って話したら嬉しそうにしてました!

そうそう、ご縁と言えば、温泉の取材で出会った人は、「熊本と言えば若っ人ランドだ」って仰ってました!

CS放送で見てたらしく、おがっちのことが大好きだと言ってました(^-^)

「俺もその番組出てたんですけど…。」って言いたかったけど止めました(T_T)

若っ人とかおがっちとか、池田とか…。

どこにいても縁ってあるし、人間繋がってるんだなって、
ここに来ているからこそ、そういう当たり前の事を強く感じます。

うん。いい経験になってるな。

スタッフ3人でカウンターに座り、
黙々と働くマスターとなにげなく話しながら、
巨人対DeNAのペナント戦に一喜一憂。

日本酒をぬる燗でチビチビ。

料理は納豆の変わり焼き(納豆と山芋を混ぜて鉄板で焼いたもの)に、
ホルモン鉄板焼き。
豆腐に天カスをまぶし、出汁がかかったもの。
そして意外に福島名物の焼き餃子。

おいしゅーございましたm(__)m

色んな思いが交錯する福島出張ですが、すごく充実しているのは確かです!

今日はホテルを朝の3時出発(^-^;
チリ沖の地震による津波注意報でいわき市役所の対応の取材に向かっております!

また今日も頑張ります!

でわ(^-^)v

福島応援取材2

昨日も晴天に包まれた福島市内。
いよいよ、20キロ圏内に突入です。

田村市都路町(みやこじまち)。
一時、警戒区域に指定されたこの場所が、震災後初の避難指示解除となった。

およそ100世帯の住民が何の手続きも必要なく、自由に暮らすことが出来るようになったんです。

そう、我々にとっては当たり前の事が、震災から3年たってようやく当たり前になったんです。

最初に出会った年配の女性。

「嬉しいねー。元々この地区に産まれて、この地区の人のところに嫁いで、ずっと生活していた。不便なところだけどやっぱりここは好きだ。」

何がしたい?

「今までは時々しか帰ってこれなかったから、これから米が作れる。やっぱりそれが一番だ。」

ただ…。

「収穫を迎えた時、放射線の恐怖がまた襲うかもしれない。全部調べられて、線量が高かったら全てパーになる。嬉しいけど心配が消えることはまだねーだろうなぁ」

みんな一様に、嬉しさと同時に心配も抱えている。

見えない放射能の恐怖、地元に帰ってこない近所の人たち。
めっきり若者の姿は消えたようだ。

2人目のおばあちゃんと出会ったとき、おばあちゃんは採りたてのネギをいっぱい抱えて帰るところだった。

「こうして農作業が出来るのが嬉しい。避難所では仕事もなくボーッとしていておかしくなりそうだった。農家だからこうして収穫する喜びを味わえることが何よりも嬉しいんだ。」

いい香りですね?ここまで届きますよ!

「持っていくかい?こんなにいっぱい収穫しても誰も食べねーんだ」

1週間のホテル住まい。正直食べる機会はないと思ったけど、お婆ちゃんの嬉しそうな顔を見ると断れなかった。

大きな袋いっぱいに詰めて渡してくれた。
お陰で帰りの車の中はネギの強烈な香りで充満していた。

3人目のおじいちゃんは、避難中に裏庭の杉が倒れ、めちゃくちゃになった屋根の修理をしていた。

「やっと帰ってこられた!ここは最高だよー。
ウグイスの鳴声も聞こえる。
避難所では聞けなかったんだぁ。
あー、帰ってきたなぁって感じするなぁ」

何もないところ。

電波も上手く入らない奥深いところ。

コンビニも1時間くらい行かないと無い。

本当に田んぼと畑と家だけ。

人口より牛の方が多かったこの集落に、今は牛の姿はない。

でもみんなが「やっと帰ってこられた!ここは最高だよ」って口にする。

自分にとっては小さな幸せに思えることが、ここの方々には大きな幸せなんだなぁ…。

『避難』って。

安全な所に逃げるのではなく、住み慣れた場所を奪い、安らぎを奪い、心の拠り所を奪っていくんだなぁ。

そんなことを感じた。

自分たちが今どれだけ恵まれているか…。

「ばぁさーん!!!!熊本からお客さんだよー!!!おい!コーヒーいっぴゃー飲んでいけー。
はよ上がれってぇー。」

ホコリにまみれた小さな家。
色んなものが散らばり、とても客を招けるような状態ではなかったけど、豪邸にでも招き入れるように、老夫婦ニコニコしながら片付け、スタッフ3人がようやく座れるスペースを作ってくれた。

コーヒーは苦いし、ぬるいし…。
ハッピータンはまさかのパサパサ。
得たいの知れないドーナツのようなお菓子。

すごくにこやかに見つめている2人の顔と、半分くらいしか理解できない福島弁…。

でも、何となく落ち着いてしまうもんで…。

震災前はこうやって地元の人たちを招いてはもてなしてきたんだろうなぁ。
そういう人いるよなぁって思った。

何か自分の矢部のじーちゃんに似てて、懐かしい感じがした。

ここは同じ日本。
ここにいるのは同じ日本人。

幸せって何でしょーね。

およそ100世帯の小さな集落。

田舎に似つかわしくないパトカーや白バイの行列がパトロールしながら通りすぎていった。

「自由に出入り出来るようになったからね。どっかからか泥棒が来て、避難して無人になっている家を荒らして行きよるんよ…。震災後はこんな場所にも泥棒がいっぱい来てめちゃくちゃにされたんよ」

ここも熊本と同じ、日本の一部なんですよね…。

でわ、また明日!!

福島応援取材?

おはようございます!
実は私、今週1週間、福島に取材応援に来ています!

フジテレビ系列の各県のクルーが持ち回りで担当するFNN取材団で入っています!

昨日は原発から25キロ南の広野町で増税前の商店の取材をしました。
ここは20キロ圏内のエリアのすぐ外側。
いわば人が自由に出入り出来る最前線の町なんです。

人口は5300人。
しかし今現在自宅に戻ってきているのはおよそ1400人。

まだほとんどが避難したり、移住したりでいないんです。

そんな中、ふるさとに戻ってきて、酒屋を営む女性と出会いました。

「復興バブルだってみな言うけれど、そんなのは大きな店とコンビニくらい。地元密着の店の現実を見てください。そんな報道はできないはず。いつくるかも分からない客のためにショーケースを埋めて待ってる。ガラガラのショーケースで待ってても、来たお客さんがビックリするでしょ。かといって売れるわけはないんだから、ほとんどが期限が切れて捨ててしまうの。」

レジの下には期限が切れた飲み物の山。
月で10数万円の赤字だとか。

「復興と増税でダブルパンチって言うけど、そんなのはなんともない。それよりも仕入れては捨て、仕入れては捨ての繰り返し。そっちの方が何倍も辛い。町は人は多くなってるみたいだけど殆どが建設作業員。昔顔を見て挨拶してた人は殆どいなくなっちまった。これが現状だよ。でも赤字になっても、いつかあの人たちが帰ってくるんじゃないかって、今日もショーケースを、満杯にしてしまうんだ。バカだけどこれを止めたら自分がいる意味がないから…」

現実はこうだった。
復興と増税で大変だなって、取材前の自分の浅はかな思いが恥ずかしかった。

「ならば、ぜひその思いを報道させてください」

女性は首を横に振った。

普通ならもっと食い下がって、どうしてもって言うところなんですが、女性の顔を見ると、その気持ちは揺らがないって感じた。

「もう何度もあなたたちメディアに声を張り上げて言ってきたけど伝わらないの。3年間ずっと。もう言うのもバカらしく思えてきた。熊本からわざわざ来てくれてありがとうね。久しぶりに本音を話した。現状を話したよ。こういう人がいるってことを、これが現状だってことをあなたが思ってくれたらそれでいいから!福島は熊本よりも寒いからね!気を付けてね」

地震、津波、原発事故、避難。

環境が変わるのは一瞬でも、それを、元に戻すのは、ほぼ不可能なんですね。

半世紀続けてきた米屋の店主。
「増税?上げるのは上げるが、そんなの痛くも痒くもねー。
上げても上げなくても売れねーんだから。
今日の客はお宅ら3人だけだな。ハハハッ」

取材を終えると、82歳のおじいちゃんは、杖をついて、ゆっくりと自宅に戻っていきました。

福島は今日はいい天気です!

明日もまた更新します。

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