特別講師:県防犯設備協会 宮原会長、総合防犯設備士 山口さん
起立!気をつけ!礼!お願いします!
このコーナーは、スタジオにその道の専門家をお招きして、私たちが普段知りえない事を教わろうという画期的なコーナーです!
今回の先生は、県防犯設備協会の宮原会長と総合防犯設備士の山口さんよろしくお願いします。
早速「防犯」を学んでいきましょう。今日は、”音”、”光”、”記録”で防犯!です。窃盗・強盗が実行されるまでには3つのプロセスがあるようなんです。まずは、「情報収集段階」。例えば、裏名簿と言われるものから情報を得る、SNSなどから情報を得る、これは写真やコメントなどからその人の性格や生活リズム、生活水準などが知られてしまいます。そして、便利さが裏目にでるというか、グーグルマップを使い現地の下見もするようなんです。SNSも気軽にアップせず、知り合いだけに限定するなどいいかもしれませんね。一方で、ここの段階で被害者にできる対策は少ないのも現状です。
次のプロセスは「計画段階」です。犯人たちは被害者の家に電話して、アンケートなどを装って家族構成や年齢、預金額などを事前にヒアリングします。ここで有効になってくるのが、防犯用自動録音機器をつけることです!着信の時に「この電話は防犯上録音しています」や、機械によっては名前をいうことを促すので、情報収集の抑止になります。県警では、貸出もあるようです、1年くらいをめどに借りられるようですよ。こちらは販売されているもので、1万円くらいで購入できます。また、犯人は現地の下見に行きます、情報に間違いがないか確認して、被害者がどのような人なのか目視で確認することもあるようです。この時に有効なのが、センサーライトの設置です。夜間の窃盗に有効です。これは、犯人がいやがる「光」の部分ですね。または防犯カメラの設置、これは昼夜問わずに有効ですよね、ここで、「記録」することが重要です。あとはできるだけ死角ができないように木などは剪定しておいて近隣から敷地が見えやすいようにした方がいいです。他にも、防犯用の砂利を敷くのも、ある程度対策にはなります。昔からよく言いますが、女性の一人暮らしで洗濯物を干すときは男性物も一緒に干したらいいですね。また、犯人に情報を知られないために、不要にドアを開けず、インターホンで済ませる。インターホンもカメラ付きだといいですね。一例ですが、出かけるとき、1人で住んでいても、玄関口で「行ってくるね!」など他に人がいるように声をかけて出かける週間をつけるのもいいかもしれません。
犯人の最後のプロセス、それは「計画の実行」です。まず空き巣の場合ですと、ベランダや窓から侵入してくる恐れがあります。このときの対策として有効なのが「音」、窓の開閉や振動に反応するセンサーを警報が鳴る機械を取り付けることです。そして、窓などをたたき割ろうとしても貫通しない、防犯用フィルムを貼って侵入に時間をかけさせるのも重要です。 防犯用フィルムも、数や大きさで値段は変わるので、県防犯設備協会に問い合わせていただけるといいかと思います。侵入窃盗の場合、5分かかると7約割があきらめるといわれています。 侵入させないのが大切です。玄関や勝手口のカギを壊したり、バールでこじ開けたりということもありますね。それに備えて、こういった「かま鍵」に交換したり、二重ロックにするといいです。窓に補助鍵をつけるのも効果的です。あとは無施錠を狙うことも多いので、出かけるときはもちろん、在宅中も全ての窓や扉を施錠するようにしましょう。強盗の場合ですが、玄関から宅配や用事があるふりをして、強引に入ってくるんです。対策はドアチェーンをかけて不用意に開けないこと。できればカメラや録画付きのドアホンで対応し、宅配の場合は玄関口においてもらい、30分から60分以上の時間をあけてとりに行きましょう。防犯ブザーを玄関に置いて、握っておいてすぐに警報を鳴らせるようにするといいです。最近では、玄関にAiカメラを設置して家族以外の人物は侵入したら、発報する設備もあるので、そういったものを設置するものいいかもしれません
これから、戸建てを建てよう!という人たちは、設計の段階から防犯を考えるのも大切かもしれませんね。
そうです!セキュリティーホームという防犯性の高い家や集合住宅があります。録画機能付きのテレビドアホンの設置や窓への侵入の足場にならない配管や室外機の設置などなど、基準をクリアした家や集合住宅には、このようなプレートを設置します!これがあると、防犯に強いので犯人に狙われにくくなると思います。
防犯用フィルム、防犯カメラ、鍵のことなど相談があれば県防犯設備協会にお問合せください。
TEL:096-234-7531