担当 : 水上清乃

特別講師:「東宝」阪口さん

「遺品整理」について伝授


今回は、熊本市東区で遺品整理などの一般廃棄物運搬などを行う「東宝」の阪口社長に解説を行っていただきました。


遺品整理は、故人の思い、残された家族の思いがつまっていて、不用品回収とは全く違うと考えています。遺品整理で大切なのは「いつ始めるか」「どれを残すか」「どれを処分していいか」ということです。東宝では今、県内全域から月に3~5件の依頼があります。依頼の流れとしては、だいたいは、四十九日を終えてから、遺族からの依頼が多いです。まずは、見積り、こちらは無料です。そして、対応できる日数や、立ち合いの日程を調整します。不動産屋や葬儀屋からの紹介が多いです。遺品の仕分けで貴重品や権利書が出てくることもあるので、立ち合いをお願いしています。遠方などでこれない場合は、写真や動画で作業前、作業中、作業後を送るなどの確認をします。
仕分けでは洋服1枚1枚のポケットなども確認します。現金が入っていたり、、あとは、たんす貯金など、親族も知らなかったようなものが出てくることもあります。
その後は、不用品となったものは回収して処分します。リサイクルやリユースできるものは活用します。このとき、故人の愛用品や人形などは、お客様の希望があれば、訪問供養で読経や、お炊き上げなども提案しています。
家を売りに出すということで、3世代分の遺品整理をした時は、1週間でトラック25台分というのもありました。これは家をからっぽにする感じでした。売りに出されるという場合もありますが、賃貸の場合は原状回復が原則なので、遺品整理を請け負うときは養生作業も徹底します。また、作業後は部屋の清掃も行っています。


数々の遺品整理をしてきて、皆さんに知っておいて欲しいことは、一番は、元気なうちからご本人と家族とで、何が必要かどうか話し合っておくことです。私の祖母もだったんですが、着物だったり、思い出の品だったりとなかなか手放せず取っておいてしまう方が多いんです。物が多ければ、その分処分の時間も料金もかかってきます。なので、元気なうちからスッキリさせるのが一番かと思います。
あとは、仏壇の処分をお願いされることがあるんですが、費用を抑えるために、供養せずに処分をというお客様もいらっしゃいます。やはり、きちんと供養してから処分したほうがいいとは思います。それぞれ宗派が違うので、こちらで供養することもできます。川尻の本立寺という宗派を問わないお寺なので大丈夫です。
期間と料金ですが、物の量にもよりますが、1軒家を丸ごとで、だいたい1日~2日、1Kの家で作業員が2人で35,000円~、4LDKで作業員が5人で75,000~となります。見積は無料なので、ご相談ください。


「東宝」の阪口社長、きょうはありがとうございました!


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