郡司 琢哉
TKUアナウンサー 郡司 琢哉 Takuya Gunshi

2017年02月の一覧

少し更新が遅くなりましたが、熊本城マラソンに参加された皆さまお疲れさまでした。

そしてテレビでご覧になった方、ありがとうございました。

 

私はというと、今年も第1移動中継車で先頭争いの実況を担当しました。

レースは大学生2人が38キロまで先頭集団を形成する展開となり、

そこから抜け出した東京農業大学の岡山春紀選手が初優勝を飾りました。

岡山選手と先頭争いをした、熊本大学の古川大晃選手が準優勝。

実況する者としては、この2人が上位に入ることは予想していましたが、

まさか後続に最大3分の差をつけるほど引き離すとは考えておらず、

その点では予想外のレース展開でした。

 

1万2000人の選手から誰が1位になるのか予想するうえで、

事務局からもらえるのはナンバーカード、氏名、年齢、申告タイムが書かれた名簿のみ。

「2時間20分」と申告していても、

実際は4時間切るか切らないかぐらいで走る人もいます。

そして前回の入賞者がナンバーカード1010番台。

私はいただいた名簿を見て、1010番台から1人ひとり過去の成績などを調べ、

上位に絡みそうかどうか予想するのです。

例えば自己ベストが2時間30分でも、その1年前の記録が2時間40分であれば、

2時間20分台前半で走る可能性がある、といった感じで。

そして「該当者」には連絡先を聞いて、電話で近況を聞いたり練習会場におじゃましたりと

追加取材を行うわけです。

1010番台から始まり、1100番台、1200番台、1300番台・・・と

1人ひとり調べていきます。

調べても調べても「私が知らない強者が参戦しているのではないか」という不安はぬぐえず、

毎年祈るような気持ちでスタートを迎えています。

そして今回優勝した岡山選手は1206番、準優勝の古川選手は1942番。

ともに取材済み。

しゃべる人の気持ちとしては「1800番台でやめなくてよかった~」と思うわけです。

ところで今回のレースで、1人だけノーマークの選手が3キロ過ぎまで先頭集団を走っていました。

プリキュアのコスチュームを着た男性ランナー(笑)

大会翌日の地元紙によると、兵庫県から参戦のSさん。

コスプレでスタート直後に爆走したのに、2時間40分台でフィニッシュされたようです!

Sさん、来年も参加されるなら、しっかりとマークさせていただきますよ(笑)

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