木曜日といえばこのコーナー 中継

旬のお店、スポットを生中継!
担当 : 太田弘樹・緒方由美

熊本市西区「アサノ有明生コン」

さあ、今回のかたらんね中継は5月19日『セメントの日』ということで、熊本市北四方寄町にある『アサノ有明生コン 北部工場』に来ております!我々がいるのは敷地のちょうど真ん中あたりにあります作業場になります!それでは詳しい話をお伺いしましょう。統括工場長の松原さんです。宜しくお願いします。普段なかなか入られないような場所に来て、少しわくわくしているんですが、まずはアサノ有明生コンについて教えて下さい!

『アサノ有明生コンは昭和37年設立の熊本で最も古い生コン工場です。これまで熊本の主要な道路や建築物など社会資本の整備に活用されてきました。』

5月19日はセメントの日! 一年で一番気合が入っているのではないでしょうか?そもそもなぜ5月19日が『セメントの日』なのでしょうか?

日本でポルトランドセメントという種類のセメントが初めて作られたのが1875年の5月19日だったそうです。

ここはコンクリート工場ですよね? コンクリートとセメントとはどんな関係があるのでしょうか?

『セメントはコンクリートを構成する材料の一つです。これに水を加えることで化学反応を起こして硬くなるんですね。固まる前のドロドロの状態を生コンクリート、通称・生コンと言います。まあ普段の生活の中では関係のない話ですが。』

このそっけない感じが松原さんらしくて良いですね!しかし、熊本地震の復興には大活躍されたそうですよ!ちなみに、プロレスで真剣勝負の事を“セメント”って言うじゃないですか?これって何故かご存じですか? 諸説あるそうなんですが、セメントが固まるとカタくなることから、カタい即ち強烈な打撃を繰り出す真剣勝負を八百長に対し『セメント』と呼び始めたそうなんです!

という事で、突然ですが「八百長はダメよ! クイズ カッチカチ セメントマッチ!」今からセメントに関する2択クイズの3本勝負を執り行います!皆さんはテレビの世界にどっぷり浸かっている方々なので事前に答えを教えてもらったり、横からスタッフに教えてもらい、さも知らない風に振る舞う事が日常茶飯事と思いますが、今日だけは真剣勝負でクイズに向き合っていただきます!3問全て正解した方全員にこちらのセメントを一袋差し上げます!

それでは1本目!「生コンクリートとはセメントに水と砂を加えたものである」〇か×か?さあ、答えが出そろったところで、答えを見てみましょう!お願いします!

『答えは×です!生コンクリートとはセメントに水と砂と砂利を加えたものです。ちなみにセメント・水・砂を混ぜたものは「モルタル」と言い、左官がコテを使って塗仕上げを行うときに使うものです。』

さあ、盛り上がってきたところで2本目です!『生コンクリートをミキサー車で運べるのは3時間までである』〇か×か?それでは答えを見てみましょう!お願いします!

『答えは×です!日本産業規格により、生コンクリートをミキサー車に積んで移動できる時間は“製造開始から”90分です。』

さあ、盛り上がって来ました!ついにラスト3本目です!それでは問題!「熊本城、アミュプラザ、サクラマチクマモトはこちらのコンクリートを使って作られた建造物である」 〇か×か!? それでは答えを見てみましょう!お願いします!

『答えは〇です!関わっている数社のうちの一社なのですが、全て携わっています。ちなみに今度、菊陽町に建設中のTSMCの工場からも生コンの発注が来ております。』

復興と発展の陰に生コンありですね!このあとは実際に生コンクリートを作ってみます!教えて頂くのは、統括工場長の松原さんです。宜しくお願いします。先生、今回は生コンクリートという事なんですが、コツなどはございますか?

『やっぱり生の状態を維持しなければならないので材料を手早く混ぜる事ですね。』

それでは材料をご紹介しましょう。セメント、砂利、砂、水、強度を高めるための混和剤(こんわざい)です。今回は試験練りなので、量は30リットル分になっております。先生、これは機械に入れていく作業で良いのでしょうか?

『入れる順番もあります。まずは石と砂を入れます。』

はい、砕石と、海砂と山砂を入れます。続きましては…

『セメントですね。』

ここでセメント入ります。良い音出てますね。先生、石は石でまとめて入れるのではないんですね。

『モルタルがミキサーの壁面部分にくっつくのを防ぐため、大きさの違うものを入れていきます。残りの砕石も入れていきましょう。最後に水と混和剤を入れます。』

さあ、出来上がりましたね。松原さん、次は?

『強度を測定しましょう。このスランプコーンに攪拌しながらいっぱいまで詰めます。そして型をゆっくり引き抜いてください。』

あ、少しずつ崩れてきましたね。

『はい、柔らかい方が作業がしやすいので、これは適切な硬さと思います。これは基礎工事用の硬さです、ほか分量の組み合わせで色々な用途に使えます。』

それにしてもこれを毎日大量に作るというのは大変な作業ではないですか?

『今は作業のオートメーション化が進み、材料の配分もコンピューターで制御出来るので品質を一定に保ちながら大量の生コンを生産できるようになりました。』

ちなみにこちらの生コンは購入できるのでしょうか?

『出来ます。』

ありがとうございました、そして場所の紹介です。アサノ有明生コン北部工場は熊本市北区にございます。熊本市中心部からですと、国道3号線をのぼって県道231号線に入って下さい。 少し進むと左にございます。

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