木曜日といえばこのコーナー 中継

旬のお店、スポットを生中継!
担当 : 太田弘樹・緒方由美

2023年01月の一覧

今日の中継は、益城町にある「城野印刷所 」にお邪魔しています!工場の敷地面積は16,733㎡で、サッカーコートおよそ2個分の広さがあるんですよ~。ここ城野印刷所では、卒業アルバムの製作を行っているんです!卒業アルバムなので、私たちも学生の頃の気持ちを思い出すために制服を着てきましたー! 今日は卒業アルバムの製作工場に潜入しちゃいますよー!!それでは工場内をご案内いただく方をご紹介しましょう!城野印刷所の城野 斉社長です!まずは、城野印刷所について教えてください。

『はい。城野印刷所は1916年に写真館として創業しました。107年の歴史があります。2016年の熊本地震で工場は全壊してしまったんですが、機械は奇跡的に無事で、また営業を再開することができました。卒業アルバムに関しては、熊本・九州にとどまらず、北は東北(秋田県)から南は沖縄石垣島まで全32県から注文いただき、年間およそ1200校、合計およそ13万冊を製作しています。』

ものすごい数ですね!やっぱり今からの時期が卒業アルバム製作の最盛期ですか?

『はい、そうです。 アルバム制作には、工場だけではなく、営業担当も含め最多80人のスタッフが関わっています。 学校の卒業式に合わせて、7月ごろから、1月にかけて制作していきます。』

そして、歴史を感じる卒業アルバムをお持ちですが、いつ頃のですか?

『こちらは52年前の昭和46年の卒業アルバムです。卒業アルバム製作の歴史は、大正10年に熊本高等工業学校の卒業アルバムを作ったのが最初という記録が残っていますが、現存する1番古いアルバムはこちらです。』

卒業アルバムの製作も100年以上の歴史があるんですね!卒業アルバムを製本する前にとても重要な工程があるんですよね!

『そうなんです。担当する写真館から届いた写真の画質補正を、工場の2階で行っています。 』

どのように画質補正しているのか分かりやすく、写真を拡大したものをご用意しました。こちらが画質補正前の写真です。この写真を画質補正担当のスペシャリストが、パソコンで明るさや色合いを調整するとこのように美しい写真に仕上がるんです!!すごくキレイ!!これぞプロの技ですね!卒業アルバムの写真は1枚1枚全部画質補正をしているんですか?

『そうなんです。写真はそれぞれ明るさや色合いが違いますので、補正しないとアルバムにした時に明るい写真があったり、暗い写真があったりして 統一感がなくなってしまうので、1枚1枚全て画質補正を行っています。』

そしてもう1つご紹介したい技術があるんですが、こちらの写真をご覧ください。卒業アルバムでよくある写真だと思うのですが、クラスの集合写真で欠席者の人が写真の上の方に〇の中に顔だけ写っている写真ってありましたよね。今回はかたらんねの出演者の集合写真を使用して、欠席者を城野社長ということにしているんですが、今の卒業写真はこんな感じではないんです!今の卒業写真はこのようになっています! ご覧ください!かたらんねの出演者の集合写真の中に、城野社長が並んで写っていますね!

『そうですね。今は写真の合成技術も上がっていますので、もし、クラスの集合写真の撮影日に欠席になってしまっても、通常よりお時間をいただきますが、まるで一緒に写っているように仕上げることができます。 』

卒業写真は一生ものですから、これは嬉しいですよね!このように、画質補正や合成などの繊細な作業があってこそ卒業アルバムを開いた時に、写真1枚1枚から、あのキラキラした思い出がよみがえって来るわけですね~。それでは、いよいよ製本の工程を見に行きましょうか!

『はい。まずはこちらの部屋へ入っていきましょう! (デジタル印刷機の部屋へ) 』

わー!これは何ですか?これ、印刷機ですか?

『これは、「デジタル印刷機」といいます。卒業アルバムは、表紙と中の本文を別々に作っていくんですが、まずは、本文をこの機械で印刷していきます。』

今印刷している用紙はこちらなんです。すごく大きいですね!

『はい。この用紙1枚が本文の4ページ分になります。 』

今まさに、次々に印刷されていますよー!!

『このデジタル印刷機は、「ニスコーター」という機械につながっているんですが、インクジェットで印刷されたものが、そのまま「ニスコーター」に入って一瞬でニスをひいて、表面をツルツルにコーティングしています。 』

表面がニスでコーティングされているから、光沢があって美しいですね。また、ニスでコーティングすることで、印刷物のこすれなどにも強く、美しさが持続するそうですよ。この後は、どんな工程になるんですか?

『はい。では続いて本文の工程の前に、表紙の製作工程を見ていきましょう。表紙の素材はですね、紙や布、皮などいろんな種類があるんですよ。』

生地の種類も、色もたくさんあるんですね! これは選ぶの迷っちゃいますね。

『そうなんです。それぞれの学校が選んだ生地を、表紙の芯になるボール紙に貼っていきます。その作業をしているのがこちらの「表紙貼り機」です。今まさに作業しています。ボール紙に生地を貼り合わせたら、生地の上に学校名などを箔押し加工します。凸の金属版を使い、熱と圧をかけて表紙に箔を転写する加工方法です。この作業は自動ではなく、熟練のスタッフが手作業で1つ1つ箔押ししています。』

これは職人技!という感じですね。できあがった表紙がこちらですね。表紙はアルバムの顏と言っても過言じゃないですから、重要な作業ですよね。

『そのあとに、先ほど印刷した本文の工程になります。まずは印刷した本文の余白を「断裁機」で切り落とします。余白を切り落としたのがこちらですね。余白を切り落としたら「紙折機」で本文を折ります。折ったものがこちらです。』

ここまで来たら、なんとなくアルバムの形が見えてきましたね。

『そうですね。続いてこちらを貼り合わせていく工程に行きます。続いて使用する機械がこちらの「丁合合紙機」です。この機械で、丁合といって片面に印刷されたものをのり付けしてページを貼り合わせていきます。そして、のり付けされた本文がこちらです!本文ののりが乾いたら、最後に本文と表紙を合わせる表紙入れの作業をします。最後に使用する機械がこちらの「合本機」です。こちらも1つ1つ手作業になります。』

では、すでにのりが乾いている本文と表紙を合わせていただきましょう。ここでアルバム製作の全工程が終了しましたー!!

『出来上がった(製本された)アルバムは、このあと全冊検品を行い、梱包して発送していきます。全冊検品では卒業生の皆さんがアルバムを手に取った時に喜んでいただけるよう、傷や汚れ乱丁などがないか1冊ずつ確認をします。』

これはありがたいですね。愛情を感じますね。初めて卒業アルバムの製作工程を見学しましたけど、色々な技術や工程でたくさんの人が関わり、機械だけではなく人の目や手での作業も一つ一つ丁寧におこなっているんですね。皆さんも自分の卒業アルバムを改めて見返してみてくださいねー!!

今日は、制服製作の繁忙期に入った「学生服のタケモト 本社工場」からお送りします。4月になったらパリッと似た制服に身を包んだ新中学生や新高校生が熊本の町を闊歩するのですが、その制服の多くはこの工場で作られていると言っても過言ではないんです。詳しいお話を、株式会社タケモトの船津さんにお伺いします。よろしくお願いします!年が明けたら制服作りの最盛期ですね!

『はい。正確には昨年の11月くらいから公立中学校に入学する児童が採寸に来始めていて、その位からが繁忙期に入った感じですね。』

そんな時期からなんですね。では、ほぼ手作りで作られる制服の工場内に入ってみましょう。皆さん真剣なまなざしで作業を進めていらっしゃいます。船津さん、ここではどんな工程で作業が進められているのでしょうか?

『おおまかに、型紙の印刷・生地の裁断・縫製の下準備、そして各パートごとの縫製といった感じです。』

皆さんご覧いただけますか?縫製もほとんど人の手で行われているんですよ!各作業を見ていく前に、あらためて、学生服のタケモトについて教えてください。

『はい。弊社は1911年、創業者の武本安太郎が30歳の時に開店した「武本洋装店」からスタートしました。熊本の婦人服のオーダーメイドで作り、昭和初めには現在の「第一高等学校」からの依頼を受け、熊本でいち早く「制服」を作ったのもタケモトなんです。』

えぇ~!そんな長い歴史があったんですね! 現在何校の制服を作っていらっしゃるんですか?

『中学校が105校、高校が50校、他にも企業のユニフォームなども制作しております。』

すごい!そして今回はその制服を作っている工場に中継としては初めて潜入いたします。それでは、どのように制服が作られていくのか、その工程を見ていきましょう!こちらは何の作業になりますか?

『これは下準備になります。ロックミシンというものを使って、生地の切り口をほつれにくくするために補強する作業ですね。』

なるほど!制服は洗ったりすることもできますから、そこで、縫い目の糸などがほつれないように補強するんですね!そしてお次は?

『補強した袖部分にアイロンをかけて形を整え、次の工程に持っていきます。』

完璧な分業なんですね!さてさて、お次は?

『「衿付け」です。胴体部分に襟をつけていく作業ですね!』

どちらも手際が良い!熟練の技が光りますね!さて、お次は?

『「袖付け」の作業に入ります。ここで、胴体と袖の部分をくっつけていきます。』

なるほど!バラバラだったパーツが一つにまとまってきて、制服の形になってきましたね!袖付けが終わり、じゃじゃ~ん!まだ完成ではないですが、制服の型になりました!本当に熟練の技が合わさって一着の制服を生み出しているんですね!年間どれくらいの制服を作られるんですか?

『年間1万5000点ほどを製作しております!』

一着一着真心こめて作られているんですね。ちなみに、その人ごとに採寸したデータで作られているんですか?

『いえ、弊社が常時用意している30数通りの規格サイズからその人にあった形を選んでお作りしております。』

英太郎さんみたいな大きい人は?

『そういう方のみ特注の型紙を作って対応しております。』

さあ、制服がどのように作られているか分かったところで、後半は、こちらの工場で作られている制服の中から特に思い入れのある制服をご紹介していただきたいと思います。

『まずはこちらの中学校のセーラー服です、そして、済々黌高等学校の制服、そして県立第一高等学校です。この第一高等学校の制服は、まだ女学生のスタイルが着物に袴だった時代、タケモトの創業者、武本安太郎の娘が第一高等学校に通い始め、試しに…とセーラー服を作ったことから全てがスタートしました。今も引き継がれている、白い1本線がトレードマークのセーラー服です。』

その他にも、本田さんの母校・熊本高校の制服、また熊本学園大学附属高校や東海大学付属熊本星翔高校の制服なども作られていますよ!

作り手のこだわりと機能性にもこだわった制服ばかりですね!

おはようございます!さて、今日の中継は熊本市中央区南千畑町に去年10月末にオープンしましたこちらのお店!「おそうざい てついち」をご紹介します。お総菜屋さんっぽくないオシャレな店構えですよね?お総菜屋さんっぽくないのは、店構えだけじゃないんです!中に入ってみますと…ほら!こちらもおっしゃれ~!!お話を伺うのは、「おそうざい てついち」の松本さんです。おはようございます。松本さん、こちらはどういったお店なんですか?

『このビルの3階に「焼肉tetsuichi」というお店があるんですが、そこのキムチが人気でお持ち帰りするお客さんが多いんです。ですので、このキムチを買える総菜屋さんを作ろうというのがきっかけです。』

そうなんですよ!実はこちら、完全予約制の隠れ家的焼き肉店だそうでテレビ取材はNG。なので店内のお写真を少しだけお店します。ちょっとワンランク上の焼き肉店なんだそうですよ。 その看板メニューともいえる自家製キムチがこちらです!キムチ以外にどういったものがあるかといいますと常時20種類ほど。「だし巻き玉子」や「干たけのこ」「ほうれんそうのごま和え」は、一般的なごま和えと少し違いますね?

『練りごまを使ってソースのように仕上がっています。』

こういった和食はもちろん、マカロニサラダやポテトサラダ、そして、英太郎さんの大好きな「からあげ」ももちろんありますよ。さらにおでんや「牛ほほ肉の味噌煮込み」「馬すじ和出汁煮」さらにさらに、ご飯物!じゃこおにぎり、だしいなりなどもあります。こちらのお店のお惣菜のこだわりポイントというのは?

『うちは、かつお・昆布・イワシ・サバから1番だしを料理に使ってます。なかなか家で1番だしをとるのは大変だと思いますので、だしの旨みを味わえるお惣菜になっています。』

ということで、どれもお勧めだと思いますが、キムチ以外で松本さんのお勧めをお聞きしたいと思います。松本さんまずは?

『今の時季はやっぱりおでんですね!カツオと昆布の出汁でコトコト煮込んでいまして、幻の大根とも言われる「湯島大根」を使っています。つづいてのお勧めは、「牛ほほ肉の味噌煮込み」。お肉は全て国産のものを使っていまして、こちらは厳選の和牛ほほ肉を赤味噌で長時間煮込んでいます。そしてご飯ものの「小さなトロ鯖ごはん」です。』

事前に予約をすればオードブルにもご対応いただけるそうです。写真は年末のオードブルですが、こちらは3段セットで1万円ほどのオードブルだそうです。メニューは今後も増える予定なんですよね?

『毎日メニューも変わりますし、お花見の時期に合わせて今後はお弁当メニューも充実させていく予定です。』

ということで「おそうざい てついち」の詳しい場所はこちらです。国道3号線を明午橋方面に左折。橋の手前のビルがお店になっています。駐車場はお店の向かい側にある「明午橋ないかクリニック」の裏に5台分あります。ぜひお越しください~!!

おそうざい tetsuichi
住所 熊本市中央区南千反畑町9-12
TEL 096-245-7833
営業時間 11:00~18:00
定休日 月曜
駐車場 5台

田崎市場

おはようございます!2023年最初のかたらんね中継は熊本地方卸売市場、通称 田崎市場からお送りいたします!ご覧の通り背景には普段の市場の姿が広がっていると思いますが、実は先ほどまで2023年最初の仕事・初競りが行われていたんです!それでは詳しい話をお伺いしましょう!熊本県海産物仲卸協同組合理事長の猪本さんです。宜しくお願いします!

さあ、この中継で猪本さんが出演するといえば、みなさん分かりますよね?『マグロの解体』です!後ろでは元気に解体が進んでおりますよ!さあ、猪本さん!いよいよ今年も動き出しましたね!ここ数年はコロナ禍で恒例だった年末の『田崎市場感謝祭』も開催されていませんよね?あのイベントも復活して頂きたいですね。そして、猪本さんが代表を務める『丸将』!2023年も頑張って下さい! さあ、お次は福島商店です。おはようございます! 福島さんにはコロナ禍に入ってすぐにこの中継で魚介類の食の安全性を訴えて頂きましたよね!そして今日はどんなものを仕入れられたんですか?

『マグロですね。』

うわ~! ピカピカですね~! 試食できますか?おいしそう! 頂きます! 最高!身がプリンプリン!

ありがとうございます。色んなお店があって活気もあっていいですね! 続いてのお店は『木下商店』です!そして、青果の卸売り市場です。青果市場も初競り盛況でしたね!みんな気合入ってましたね。さあ、少し移動して来ましたよ!今回は中継初!青果の中でも特に濃いと言われている6番通りを闊歩したいと思います!まず55年の歴史を誇る西山食堂です!風情があって良いですね。こちらのオススメはホルモン定食なんだそうです!ありがとうございました!頑張って下さい!それでは、次に行きましょう。お次は熊川食品ですね。あけましておめでとうございます!頂いていいですか~!美味しいです!ありがとうございました!頑張って下さい!それでは、次に行きましょう!お次は6番通りの中でも特に異彩を放つピクルスミギタです。あけましておめでとうございます!お次は通りの終点、佐藤通産でございます。あけましておめでとうございます!佐藤通産は以前、家族が一番でもお世話になったお店ですよね!ありがとうございました!

という事で、2023年も元気に走り出した田崎市場に是非お越しください!待ってま~す!!

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