上益城郡嘉島町「倉岡紙工」
おはようございます!今回の中継は上益城郡嘉島町にある倉岡紙工さんに来ております。おはようございます。今まで数々の工場見学をしてきているのですが、今回は紙パッケージの多様性についてお伝えしたいと思います。 紙パッケージについて詳しいお話を倉岡紙工の社長の倉岡和徳さんにお聞きしましょう。よろしくお願いします。倉岡紙工で作る紙パッケージというものは簡単にどんなものなのでしょうか?
『紙パッケージは今まで無地の箱が主流で、お土産などは包装紙にくるまれた状態のものがほとんどでしたが、箱自体に商品名などを印刷して紙の包装紙をなくしました。お土産屋などで見る事が多いと思います。』
確かに!これもよく見ますよね!そもそもなぜこんなパッケージが今までなかったんでしょうか?
『昔は衛生面などが整っていないところでの作成だったりで、食品関係のパッケージや化粧品のパッケージなど受けれなかったのですが、熊本地震から再建するに当たってクリーンルームを作り、ほこりや虫などの侵入を阻止する事で印刷の幅が広がりました。今ではお菓子・化粧品などの紙パッケージをここから全国に配送しています。』
このパッケージも、見たことありますよね~
『熊本でおなじみの企業のパッケージも作成しているので、パッケージを見ただけでも「どこの会社」というのが分かる様にインパクトのあるデザインにしたりしています。』
さあ私たちは工場内にいるのですが工場長の荒牧寛文さんにお聞きします。よろしくお願いします。まずはクリーンルームでエアジェットを浴びてほこり、髪の毛や虫などを除去していきます。
『まずは、紙に印刷をし、ニス加工と言って、ニスのコーティングで表面を保護していきます。そして、それぞれのパッケージの木型と言われる型で1枚1枚プレスをして切り込みと折り曲げ線を入れます。』
この木型はお店それぞれでも違うんですよね?
『デザイン次第ですが、違う事もあれば、作りたいデザインが一緒の事もあるので木型が一緒な事もあります。』
工場内に今までいたのですが気温が一定に管理されているんですか?
『はい、やはり紙なので気温、乾燥によって反り返ったりサイズなど変わらないように25度で湿度もしっかり管理されています。』
そして荒牧さん、ここはなにをする場所でしょうか?
『ここで先ほどの木型でプレスした紙から、余分の用紙を取り除く作業をする【ムシリ】と言う工程です。』
この工程をおがっちにしてもらいましょう。
これ私がしていいんですか?
『簡単な物なので大丈夫ですよ!ベテランは50枚一気にしますが、今回は25枚に挑戦しましょう!』
『今回は熊本でも有名な古今堂の【1592-ヒゴクニー濃厚生チーズケーキ】にご協力頂きました。』
ここ本当においしいんですよ!お土産に持っていくとみんな喜んでくれるんです!ではいきます!【トンカチで叩く】出来ました!すごく気持ちいですね!
これが終わるとどこに行くんでしょうか?
『これが終われば【グルア】と言って、のり付けや搬入しやすいようにプレスされ、段ボールにまとめて搬送されます。』
面白いですよね~そして、倉岡紙工さんでデザインや設計もしているのですが、設計はどのように進んでいくのでしょうか?
『設計はお店や企業の方と打ち合わせをしながら、デザインのアイデアなど相談していったり全て任されることもあります。ここにはデザイナーもいるのですが、イラストも描いたりして自由に作ることもあります。 』
こちらでデザイナーをしているお二人です。 よろしくお願いします。デザイナーのお二人が色なども考えたりするんですが、色、素材など豊富に種類があるんですよね?
『はい、大体1000種類以上ありますが、まだまだ増え続けているんです。』
そして、たくさん色があるのでお店の雰囲気に合わせて、試作など作ることも出来るんですよね~。さらにもうひとつ工夫があるんですよね?
『はい!依頼された所で組み立てしてお菓子や化粧品など包装するので、誰でも簡単に組み立てが出来る様にしています。』
そうなんですよ!箱も簡単に組み立てる事が出来る様に、デザイナーの2人が考えてくれているんです。と言う事でおがっちに組み立てをして頂こうと思います。それがこちらです!今回かたらんねオリジナルのパッケージ作って頂きました!ではおがっちに準備はいいですか? よーいドン!
完成しました!
簡単で、かわいいんですよ!そしてもうひとつ変わり種パッケージなんですが、これは、ディレクターが依頼したそうですが、頭を抱えるほど難しかったんですよね?
『かなり考えました~』
見てください、この再現度の高さ!!すごくないですか?
新しくお店を出すときなどのご相談も受付ているそうです。なんと500枚 100円~でできるそうですよ~!すごいですよね~。
『木型は基本1パッケージにつき1木型なので作成するのに初期費用が3万円ほどかかりますが、既存の形でよければ木型代は発生しないような形になります。パッケージ以外にもシール・紙袋・ロゴデザイン・イベント用パネル・ 動画作成などもあります。
さあそして、今後は母の日・父の日、そして誕生日・還暦祝い・結婚式の引き出物や、1~50枚くらい限定のオリジナルギフト箱も要チェックですよ~。そして、工場見学も企業向けなどに行っていますので、気になっている方はお問い合わせください。待ってま~す!







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