木曜日といえばこのコーナー 中継

旬のお店、スポットを生中継!
担当 : 太田弘樹・緒方由美

芦北町田浦「マルタ選果場」

今回のかたらんね中継は芦北町田浦にあります『マルタ選果場』からです。。本日は熊本工業高校の生徒と一緒にお送りします!さあ、今回なぜこちらにお邪魔しているかと申しますと…。この時期に最盛期を迎えるある農作物の選果が始まったそうなんです!それは… 『柿』なんです!詳しい話をお伺いしましょう。JAあしきたの松本さんです。宜しくお願いします。JAあしきたで柿を作っているとは存じ上げませんでした。詳しく教えてください。

『はい。JA芦北に柿部会が誕生したのはおよそ20年前です。デコポン出荷前の生産物として柿を作ることに決め、地元の退職者を中心にセカンドライフを過ごす一つの方法として始動しました。当時の部会員はほとんどが70代でした。』

歴史はそんなに長くないものの、町のOBOGが頑張って来られたんですね。
毎年の出荷量はどのくらいなんでしょうか?

『去年が33トンでした。県内では上益城郡や宇城に続く3番目くらいの出荷量ですね。』

それでは選果の現場を見てみたいと思います。柿の選果現場にカメラが入るのは、初めてだそうですよ!
あ、早速ご婦人たちがベルトから流れてくる柿を選別していますね。よく見ると柿の乗ったカップを手前にやったり、奥に押し込んだりしていますね。これは何なんですか?

『流れてくる柿を見て、見た目が綺麗だったら『秀』なので奥に出し、キズがあるものは『無』なので手前に置きます。この時点で柿の位置を変えておくことで、この先で品質ごとに分けられるんですよ。』

そんな高度な作業が行われていたんですね!実は今日、柿を取り上げる事はちゃんとした理由がありまして、毎年10月26日が「柿の日」に指定されているんですよ!

さあ、我々は箱詰めのパートにやってきましたよ!ここでも手早く正確な作業が行われていますね。

『太秋柿は、味の差というものがほとんどないんですよ。なので品質は見た目で決まると言っても良いんです。そのため、部会の生産者は必ず栽培時に袋掛けを徹底しております。この場でもスタッフが目を光らせ、傷のあるものは省いていきます。』

ちなみに、選果はどのように分けられるんですか?

『はい。こちらが最高の「赤秀」で、その隣がその下の「青秀」です。最後に少し傷が入っている「無」です。 』

パッと見はあんまり変わりませんね~。これを皆さんでチェックされているんですね。とっても活気がある職場なんですが、3年前に起こった令和2年7月豪雨では甚大な被害を受けたそうです。

『はい。雨で実が落ちるという事はなかったのですが、ちょうど袋掛けの直前だったこともあり、満足な作業が出来なかったため、見た目が悪い柿に育ってしまい、収量も例年の半分程度になりました。』

そんな苦しい時期を経て、今 おいしい柿がこうやって育ってくれたんですね。その話を聞くと何か感慨深いものがありますね。こちらで選別された太秋柿はJAあしきたファーマーズマーケットでこぽんで購入できます。青秀が10玉入りで3700円となっております。

ここからは、太秋柿のおいしい食べ方をご紹介しますよ!さあ、柿の美味しい食べ方という事なんですが、どんな食べ方があるのでしょうか?

『まあ、基本的に皮を向いてそのまま食べるのがおいしいですよね。』

そこを何とか! 逆転満塁ホームランを打たせてください!

『それでは柿を使った簡単料理を作ってみましょう。それじゃあ早速始めていきますね!まずは太秋柿の皮をむいてヘタを取ったものを用意しましたので、これを1cm大に切って下さい。そしてこのボウルの中に切った柿を入れて下さい。(ボウルの中には白和えが入っています) はい、柿の白和えです。』

白和えに柿を入れておいしいんですか?

『はい。柿そのものの味が楽しめると、毎年秋になったら必ず作る方もいらっしゃいます。』

そのまま食べても、料理に使ってもおいしいJAあしきたの太秋柿は芦北町の道の駅 芦北でこぽんで購入できます。

九州自動車道を水俣方面に進み、南九州西回り自動車道に入って下さい。芦北インターチェンジで降りて、北に少し進むと左にあります。

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