上益城郡益城町「富喜製麺所」
おはようございます!連日の雨…明日の七夕も天の川は見れそうにないので…そんな時はコチラ!ジャジャン!「麺の川」を見ましょう!
いきなりナゼ!? と思われたのではないでしょうか?実は、明日7月7日は七夕の他に「冷やし中華の日」に定められているってご存じでしたか?この日が二十四節気の「小暑-しょうしょ-」となることが多く(今年も!) 夏らしい暑さが始まり、冷やし中華がおいしい季節であることから、冷やし中華の愛好家や料理人によって制定されたそうですよ!ということで今回のかたらんね中継は上益城郡益城町にあります「富喜製麺所」から、冷やし中華の麺の製造工程をご紹介いたします!詳しいお話を伺いましょう! 富喜製麺所の村上さんです!宜しくお願いします!まずは富喜製麺所について教えて下さい。
『弊社は1972年に創業し、今年で51年を迎える製麺所です。ラーメンの他、うどんやちゃんぽんの麺などおよそ30種類を製造しています。また、2016年の熊本地震を機にラーメン店を始め、現在は3店舗を運営しております。』
麺が主役のラーメン店と連日大人気なんだそうですよ!さあ、本日はそんな富喜製麺所から自慢の麺の製造工程をご紹介して行きます!まずは村上さん、そちらに見えるのは?
『外の飲食店から依頼を頂いた麺を生産している所です。』
すごいですね~!これは冷やし中華の麺でしょうか?
『いえ、ラーメンの麺です。』
冷やし中華じゃないんかい!今回は冷やし中華の中継なんで、お願いしますよ!
『おまかせ下さい!』
お!別の機械がありますね! これは何ですか?
『お土産用の半生麺を作る機械ですね。』
うわ~!そんなものもあるんですね!これは冷やし中華の麺ですよね?
『いえ、ラーメンの麺です。』
冷やし中華じゃないんかい!…どれもこれもラーメンで、本当に冷やし中華の麺を作っているんですか?
『お任せください!冷やし中華の麺はコチラになります!』
あら? 今こちらで作業しているのは?
『冷やし中華に使う麺です。』
おお!ついに! それで、冷やし中華の麺はどんな流れで出来るんですか?
『まずは上にある機械に小麦粉、全粒粉、かん水などを入れて混ぜます。』
この配合って、今のような梅雨なんかは変わってくるんじゃないですか?
『時期もそうですし、日々の微妙な天気でも変わることがあります。そのようにして下に降りてきたものがベルトコンベアーを通って、こちらの機械でロール状に巻かれます。』
バウムクーヘンみたいで美味しそうですね!
『そして最後にロール状の生地を移動して、麺の形状に切り出したら完成です。』
すごい! きれいに出てきますね! こうやって出来るんですね。ちなみにこの麺は購入できるのでしょうか?
『一般の購入は出来ないのですが、この工場と同じ敷地にあるラーメン店で夏限定メニューとして冷やし中華を出すので、そこで使います!』
さあ、富喜製麺所 直営のラーメン店「富喜製麺研究所」に来ました。
『はい。先程作った冷やし中華の麺を使って実際に調理してみたいと思います。では…麺が茹で上がったので、お湯から取り出して間髪入れずに氷水で締めます。』
ここで家庭で実践できる美味しい冷やし中華のワンポイントがあるそうですよ!教えて下さい!
『 はい。麺を茹でる時は少し長めに茹でて下さい!』
え!? どのくらいですか?
『市販品で、茹で時間が3分と書いてあったら、3分半から4分くらいですね。』
そんなに茹でたらブヨブヨになるんじゃないですか?
『いえ、そもそも指定の時間であげた場合、 麺の中心まで十分火が通っていないことが良くあるんです。だから目安の30秒から1分程度しっかり茹で上げて、その後 このように氷水でしめてあげるとちゃんとコシは出ますよ! 』
ではもう一つ! 家で冷やし中華を作ると、すぐ麺同士がくっつくんですが、どうにかなりませんか?
『それこそこのように力をいれて麺を締めることですね!麺同士がくっつく理由は、表面についているでんぷん質が冷えて糊化するからなんです。だから麺を締める時にしっかり麺同士をこすり合わせて表面のでんぷん質を落としてあげればくっつきにくくなります。』
なるほどこれは使えますね! それでは村上さん、次の工程をお願いします!
『はい。氷水でしっかり締めたら「麺線」を整えます。』
麺線? 麺線って何ですか?
『1本1本の麺を揃えて、丼に美しく盛り付けることです。そうすることで、見た目が良くなりますし、麺が最後までダマになりにくいというメリットもあります。』
ではお願いします!
『はい!このような感じです!あとはコンブ水とかえしを合わせた特製のスープの中に入れて、具を乗せたら完成です!』
おお素晴らしい!見た目もキレイで、他の冷やし中華とは一線を画している感じがイイですね!
さあ、それでは出来上がった冷やし中華をオガッチ食べて下さい!
はい!頂きます!麺がおいしい!そしてこのつゆも濃すぎないけどしっかりした味で最高!
『少し食べて頂いたら、こちらの藻塩やすだちなどをかけてもおいしいですよ!』
本当! 色んな風味が加わって味わい深くなりますね!
さあ、ご紹介いたしましたが、富喜製麺研究所、冷やし中華 いつから始めますか!?
『明日、7月7日冷やし中華の日から提供いたします!』
本当に絶品ですから、是非食べに来て下さいね!それでは場所の紹介です。「富喜製麺研究所」は上益城郡益城町にございます。熊本市中心部から健軍28号線・通称熊本高森線を進み、沼山津3丁目の交差点を右に曲がって県道232号線に入って下さい!秋津川の手前を左折してそのまま進むと左にございます。
皆さんのお越しをお待ちしてま~す!
TEL | 096-286-0020 |
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営業時間 | 11:30~14:30 |