木曜日といえばこのコーナー 中継

旬のお店、スポットを生中継!
担当 : 太田弘樹・緒方由美

熊本市中央区南熊本 老舗製茶工場「安永商会」

今回のかたらんね中継は熊本市中央区南熊本にある老舗の製茶工場 安永商会にお邪魔しております。南熊本駅のすぐそばですよ。それにしても分かってはいましたが、聞きしに勝る寒さです~!なぜこちらにお邪魔しているかと申しますと…。今日が日本で氷点下41℃という観測史上一番気温が低かった「日本最低気温の日」なんです。そんな日はおいしいお茶で温まりたいと思い、こちらにお伺いいたしました。詳しい話をお伺いしましょう。安永商会の橋本さんです。よろしくお願いします。まずはこちらの製茶工場について教えてください。

『はい。安永商会は1927年に創業し、今年97年目を迎える製茶工場です。熊本特産緑茶はもちろんのこと、玄米茶・麦茶・野草茶並びに全国銘茶の製造・販売を手掛けております。』

もうすぐ100年なんて歴史がありますよね。それでは中を見せてもらいましょう。うわ~。大きな機械が動いてますね!これは何なんですか?

『緑茶の焙煎器ですね。この(隣の)機械で不純物を除いてから焙煎器に入れます。この中で程よい焼き加減を探ります。』

この中に入れたら自動で焙煎してくれるんじゃないんですか?

『うちは製茶工場なので、もちろんオリジナルの商品もあるんですが、お客さんから持ち込まれた見本のお茶の色や香り、味に合わせた焙煎もやっています。もともとが違うお茶なので全く同じものは出来ないのですが、視覚、嗅覚、味覚と職人の技を駆使して可能な限り近づけています。少ない量や高級なお茶はこちらの小さな焙煎機を使います。』

なかなか古そうな機械ですね。

『今から半世紀近く前の機会になります。これでもしっかり焙煎できますし、完成には職人の技術も必要なので。』

出来上がりはいかがですか?

『いいと思います。』

職人の技でどのくらい近づけられるのでしょうか?

『こちらにどうぞ。このようにお茶の葉っぱを器に入れて、その中に熱湯を注ぎます。そうすると本来の香りと味がわかります。』

見た目だけじゃダメなんですね。 お茶の焙煎作業は奥が深いという事ですね!

では続いては緑茶のおいしい入れ方を教えてもらいましょう。

『はい。まずはお湯の準備ですね。水道水を使う場合は5分程度沸騰させてカルキを除いておきましょう。沸騰させた後のお湯を、それぞれの湯呑みに8分目程度注いで、適温(約70℃~約80℃)になるまで湯冷ましします。急須もお湯を入れて温めておきます。急須が温まったら一度お湯を捨て、茶葉を入れていきましょう。1人あたり2~3gが目安ですが、安価な茶葉は少し多めに使用するとおいしくなります。湯呑みに入れて適温まで冷ましておいた人数分のお湯を、茶葉が入った急須に移して蓋をします。お湯を移す時は茶葉からにごりや苦味が出ないようにゆっくり注ぎ、急須は揺らさず静かに待ちます。1分ほどでお茶の葉が開き、旨味が出て飲み頃となります。』

触らずに一分待つんですね。おいしいお茶を飲むのもコツがいるんですね。1分経ちました!

『それでは急須を数回軽く廻して、湯呑みにお茶を注ぎましょう。注ぎ始めと後ではお茶の濃さが変わるので、全ての湯呑みで濃さと分量が均等になるよう、少しずつ注ぎ廻し、最後の1滴まで注ぎきりましょう。』

それでは頂きましょう!おいしい!さすがです!実は、コチラの井上さんは日本茶インストラクターの資格をお持ちだそうです!日本茶インストラクターとは、日本茶の全てにわたる知識及び技術の程度が消費者や初級指導者を指導する適格性を備えた中級指導者だそうです。お茶を知り尽くしたインストラクターが在籍する安永商会のお茶を是非お召し上がりください! 創業者直伝の玄米茶も絶品ですよ!それでは場所の紹介です。安永商会は熊本市中央区南熊本にございます。熊本市中心部からですと、代継橋を渡って国道266号線を南熊本駅方面に進み、途中で県道104号線に入って下さい。少し進んだ踏切の手前 左側に店舗がございます。お待ちしてま~す!!

安永商会
住所 熊本市中央区南熊本5-10-8
TEL 096-364-1151
営業時間 平日8:30~17:15、土(不定)8:30~16:00
定休日 日・祝日
駐車場 5台
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