屋久島(口永良部島)取材記④
【6月6日(土)06:30】
仕事前、朝の屋久島はどんな風景だろうと
ロードワークを兼ねて出発。
海岸線が本当に美しい・・・。
一時帰島した人の話だと、火砕流は海に達したけれど
口永良部島の周囲はキレイなままだそうです。
屋久島の観光客もあまり減っていないそうで一安心。
と、町の総合グラウンドにユニフォーム姿の少年たちが集結。
そこは野球好きの血が騒ぎます。
無性に試合が観たくなり、思わず接近。
なになに?
島の小学生4チームが集まってソフトボールの大会ですと?
ということで、お邪魔しちゃいました。
子どもたちのプレーを観るだけで癒されますなぁ・・・。
ちょっと大きめのユニフォームで、一生懸命!
その中に一人、ユニフォームじゃない子が・・・。
久木山海斗君(小6)
口永良部島から避難中です。
この日は親戚に連れられて見学に来ていました。
口永良部島では子供が少なくチームを組めません。
なので本格的な野球経験はありませんが、
サウスポーから投げる球の速いこと!
楽しく白球を追っていました。
チームに入るかどうかはまだ決めていませんが、
屋久島の子供たちともすぐに打ち解けた様子。
避難生活、不自由なことも多いはずなんですが、
決して下は向きません。
新しい日常に飛び込むその姿は
取材させてもらう私たちの胸にまで希望の灯を
ともしてくれました。
子どもたちが一日も早く好きなスポーツや
勉強に打ち込めるようにと、ただ願いました。