ある朝の西村家。

嫁「お鍋でご飯炊いて！」

私「あ～い。」

突然のリクエスト。そんな忙しかったんかな・・・。

２５年前。阪神大震災で電気が止まる中、唯一通っていたガスで

母親が鍋炊きしてくれたことを思い出します。

炊飯器もいいですが鍋で炊くと独特の風味が出て、

歯ごたえのしっかりしたご飯が炊けるんですよね～　←比較的、固め好き

オコゲもしっかりできて、いただきます！

頼まれたのはちょうど１月１７日の朝。大震災の記憶と変なシンクロシニティに、

嫁の特殊な能力を疑いながらご飯をよそうと・・・あっという間に２合炊きが空に。

成長期おそるべし。大きくなれよ。

そしてうちの子、どっちも髪の毛めっちゃ多いな・・・。

　ご存じ、元公務員ランナーの川内優輝選手。

現在はあいおいニッセイ同和損保所属のプロランナーとして世界中を飛び回っています。

川内選手はじめ、ニューイヤーや箱根で走る日本のトップランナーが集結。

真冬の水上・湯前・多良木を駆け抜ける

奥球磨ロードレース（ハーフマラソン）の実況に行ってきました。

中継車はこんな感じ。

一部ＴＮＣ（福岡）から機材を借りたりもしてます。

バイクは熊本県内のカメラマンさんが準備してくれています。

アナウンサー・制作・技術、中継スタッフの合言葉は

「熊本城マラソン前哨戦」みんな真剣です。

ちなみに今回はＴＫＵ公式ＹｏｕＴｕｂｅで初めての生配信も行いました。

皆さん、ご覧いただけましたか？ＴＶ局もネット社会にガンガン対応していきます。

システム的にどうしても映像が途切れたりする場面があったり

課題も多かったんですが、とても楽しかったです。

アクセス数は一日で驚きの１４，０００件！やっぱりスポーツは生だよなぁ・・・。

　実況席にて。　

意外と狭い中で資料を置いてしゃべってます。

地上波での放送は２月１日（土）午後３時３５分～

箱根３区を走った青山学院主将の鈴木選手や旭化成の市田選手、

多良木高校ＯＢの八千代工業・大田黒選手たちが熱い走りを見せています。

ぜひ、ご覧ください！

２５年前の５時４６分でした。突き上げる縦揺れ。

ベッドの上で数回、体がバウンドしたと思った刹那。

今度は投げ出されるような横揺れ。

「神戸近郊は地震が無いから・・・。」根拠のない安心感の中

安穏と過ごしていた１５歳の冬。災害とは無縁だった暮らしが一変しました。

 

あれから２５年。去年の夏、帰省した時の神戸・メリケンパーク。

やっぱり平和が一番やなぁ・・・。

 

赤は神戸のシンボル、ポートタワー。

白いトゲトゲは神戸海洋博物館。帆船の帆をイメージしたそうな・・・

ん？荒波やったっけ？

この周辺も大変だったんです。破断したままの岸壁が６０メートルに渡って

いまも保存されていますので、関西にお越しの際はぜひ一度ご覧いただければ。

 

白く丸い建物は阪神大震災から半年後に開業したオリエンタルホテル。

こちらは本当に白波をイメージして作られているんですよ。

 

「節目の年」なんてマスコミが勝手に区切って放送の目安に

しているだけなんですが・・・。それでもあの日を思い出し、

失われた命や場所・時間について考えることは必要なわけで。

熊本地震から３年９か月。自戒も込めて、日々の備えは大丈夫ですか？

取材を続けている南阿蘇の復興のため、ＴＶのチカラで何ができるか。

現地を見つめ続けて答えが出せればと願う日々です。

きょうが仕事始めの方も多かったのではないでしょうか。

我々も、ライブニュース新年最初の放送でした。

皆様、２０２０年もどうぞよろしくお願い申し上げます。

日課のロードワーク途中にパチリ、朝もやの中そびえる熊本城。

復興の道のりを目に見える形で表してくれています。

名前が出るわけじゃないけど、数えきれない人の力や思いで

確実に工事も進んでるんだよな～。

そんな「へ～！」を一つでも多くお届けできるよう、

ことしも能動的・積極的に動いていこうと決意した瞬間、

きつい一言。

嫁「あんた、禁酒の決意は？」