鬼取材の裏側(1日目)
昭和35年・熊本城再建時にしゃちほこを手がけた鬼師が
「奈良で健在だ!」
その情報をつかんだのは
9月1日(金)のことでした。(by取材ノート←この辺バタバタしすぎて記憶なし)
そもそも、今回の取材で一番困ったのが情報の裏取り。
だいたい学識研究者のところにうかがうんですが、
熊本城の専門家はいらっしゃっても、「しゃちほこの専門家」が見当たらないんです。
各方面に一日何本・何時間電話をかけ続けたことか・・・。
しかしこの取材、ひとつ事実が明らかになるごとにそこからどんどん世界観が
広がっていきました。(わたしはこれを勝手に『わらしべ長者効果』と呼んでいます。)
刻一刻と明らかになる新事実。うれしかったですよ、だって熊本城調査研究センターの
方が「それ知らない・・・」って若干引いてましたから(笑)
誰も知らなかったことがザックザクです。
この時点で、初期の構成案はゴミ箱にポイ!
うれしいけど、イチからストーリー作り直しだこりゃ。
アポを取り、3日後には奈良に急行!老鬼師を訪ねて貴重なお話をうかがい。
(17歳からキャリア70年ですよ!)
さらに、「マジで!?」とひっくり返るような発見をして。
→本来博物館に展示されるようなしゃち〇こが、工房の〇〇に・・・
夢見心地で取材を終え、午後8時、憩いのひと時。
森崎カメラマンと杯を交わします。
海無し県なのに、なぜか魚が美味い~!あと、地酒も最高でした。満喫。
関西人でも用事がないとあんまり奈良って行かないんですが、
今回奈良の魅力を再発見できました。結局何杯飲んだっけ?(笑)