2018年01月の一覧
熊本市北区主催の
震災復興シンポジウムにお招きいただきました。
東日本大震災、熊本地震の取材記を基に
60分しゃべり倒してきました。
熱心な聴衆の皆さん…ステージからは丸見えなんです。
涙、メモを取る姿、静かな眠り(笑)。
津波に幼稚園バスがのまれ、幼い子供が犠牲となった
日和幼稚園のご遺族の話。
東日本大震災、九州北部豪雨、熊本地震の話。
未曾有の災害を歩いてきたありのままをお伝えしました。
終了後、災害のプロフェッショナルな市職員の方に
「少し、涙ぐみましたよ」と声をかけられホッ。
3時まで1人リハーサルをしてヘロヘロでしたが。
想いを伝え続ける。
ニュースで伝えきれない現場を伝える。
ご来場ありがとうございました。
1人反省会は、
馴染みの小料理屋さんで1人鍋。
1995.1.17 阪神・淡路大震災から23年。
今年も熊本の方々が1.17のつどいへ。
わずかですが、
関西テレビの特別番組のお手伝いもすべく、
先月に続き神戸入りです。
さまざまな境遇の方に話を聞きました。
8歳の時に祖父母を亡くした男性
「23年経ってもあまりにも強烈過ぎて」。
今年は結婚する奥様とあかりを灯し
「二人の分まで二人で生きる」と誓っていました。
忘れたい。でも忘れたくない。
震災で失ったもの、得たもの。
伝え続ける決意は、みな同じです。
1月17日 午前5時46分。
阪神・淡路大震災から23年。
今年もまもなく1.17の集いが始まります。
去年に続き、
熊本地震の被災地からの参加者も。
関西テレビさんのささやかなお手伝いですが、
しっかりと遺族・被災者の23年に
耳を傾けてきます。
新年、あけましておめでとうございます。
今年もTKU報道チームをよろしくお願いいたします。
さて、昨年暮れに入ってきた嬉しい便り。
フジテレビ系列28局がドキュメンタリー作品を競い合う
『第26回FNSドキュメンタリー大賞』が発表され、
去年5月に放送したテレビ熊本制作
「私は私を全うする~佐々木ばあちゃんの熊本地震~」が
大賞を初受賞しました。
http://www.fujitv.co.jp/fujitv/news/pub_2017/171213-i493.html
FNSドキュメンタリー大賞はFNS(フジネットワークシステム)各局が
番組制作能力の向上と、そのノウハウの蓄積を図ることを目的に1992年に創設されました。
系列各局がそれぞれの地域に根ざした55分間のドキュメンタリーを制作・出品し、
新聞社や通信社の放送担当記者が審査員となって受賞作品を選ぶコンテストです。
第26回のTKUエントリー作品は
避難所、テント、トレーラーハウス
そして仮設から自宅を再建した
佐々木ばあちゃんのドキュメンタリーでした。
http://www.sankei.com/entertainments/news/171212/ent1712120012-n1.html
夢のまた夢の受賞。嬉しいです。
言葉にできない程嬉しいです。
新しいこと、いつかやりたかったこと。
全身全霊で挑んだ作品ですが、
あーすればこーすればよかったと反省もあります。
受賞の一報。我が子を抱き上げ喜びました。
ドキュメンタリーなんて
作って賞モノにエントリーする度に
それはそれは辛辣な講評をもらうもの。
入社12年でたくさん凹んできました。
今まで落ち込んだ経験全てが
「あぁ、あれがあったから今がある」と
素直に思えました。
「賞獲るの目的でドキュメンタリー作るとか、
あなた本気で言ってますか?」
昔、先輩デスクに吐いたときに言われました。
「そのセリフ獲ってから言え」と。
下手こいたぁ…です。
無論、獲るのが目的ではありません。
でも、ドキュメンタリーのいわば運動会。
時代が求める作品、1億総動画時代に打つ作品。
10年を越えるパートナーの編集マンと
バチバチ火花を散らしながら産みました。
4、5本作って偉そうな口を叩いてしまったあの頃。
私よりばあちゃんと心通わせたカメラマン
発災直後からドキュメンタリー取材を可能にしてもらった
熊本地震FNN取材団の皆さま
アナウンサーの仲間
家族
規定路線を大幅に外れた番組制作を
温かく見守ってくれた上司。
「オレは大賞獲れると思ってたよ!!」と
間違いなく天国で叫んでる荒木さん(笑)。
支えてくれたオールスタッフに感謝です。
今年も、なにかひとつ
見終えた視聴者の胸に残る作品を作れたら幸いです。
今年もTKU報道をよろしくお願いいたします。
http://www.fujitv.co.jp/fnsaward/26th/tku.html