熊本 竜太
TKUアナウンサー 熊本 竜太 Ryota Kumamoto

2016年03月の一覧

ふわり。

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本日はヘリ記者。
ブルーに輝く機体。FNN九州が誇るBK117 C2
機体番号が『8ch』ですよ。
静穏性と機動性に優れた高級車。
世界の警察、消防、ドクターヘリ、取材ヘリのスタンダードであります。

感覚は、ワンボックスカーがそのまま空をヒャンヒャン飛ぶという
間違いなく高所恐怖症の方にはオススメしない乗り物です。

気持ちいいんですよ。眼下に広がる見慣れた景色。
「あ~、我が家だ」とか「子どもの幼稚園だ」とか。
「あいつんちの庭に着陸したら腰抜かすな」とか。
今日は天草方面~県内をあちこち飛びました。

途中でカーチェイスに遭遇した時に備え
リポート準備は常に臨戦体制でしたが、
国道や県道、特に逃走する車両もなく
菊陽町方面に猿が出たとの通報のみ。
猿など上空から追えるはずもなく、着陸。

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エッ?桜もちらほらな寒い日に
君は湧水の江津湖で水遊びできる!?
唇ガタガタさせながらできる?
ま、左手で水絞ってるけどさ。

収穫。

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普段は一パックを奪いあって食べるイチゴを
たらふく食べさせようとイチゴ畑に放牧。
まぁ食べる食べる。
若干、奥の妹は吐きそうな勢いで頬張っております。
父は10粒ほどでギブアップ…美味しゅうございました。

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我が家まで千鳥足で帰られる場所に
立ち飲み屋がオープンしました。
34歳、オッサンまっしぐら。

300円の漬け物セットをアテに
県産酒をちびりちびり。
常連さんとニュースを見ながらワイワイ。

街角で声を拾う、大切な取材活動…です。

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久しぶりのスイッチオフであります。
野焼きを終えた阿蘇の草原と
ウッドデッキのチェアと本。
ビールと温泉。チビの放牧。
スイッチオフ。

大袈裟な青。

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フェリーに乗る取材。
天気良すぎてこの青さ…スマホのカメラ機能ですが。

熊本フェリーの社長さん、
皆無の人当たりの良さで惚れました。

たまーーに会います。人当たりのほわっと心地いい人。
それがトップだと「外面か?」て思うでしょ?
でも僕ら記者もそこまでアホじゃない。

部下への接し方とかつぶさに見ます。
エエコロカゲンな報道対応じゃないトップを見ると、
あぁ、見習わないとなぁ。と思うのです。
こういう人になりたいなぁ…そんな人に日々会えるから
マスゴミって言われても続けられるんです、この仕事。

ともに。

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6回目の被災地、宮城・石巻へ。
震災発生の時間は追い込み編集で過ぎていきました。

被災者に節目はありませんが、
5年通って明かしてくれる話があります。
5年たったから塞いでしまいたい記憶も。
失ったもの、失わなかったもの。
震災があったから得たもの。
笑顔の向こう側にある苦しみに寄り添うことはできないけど、
伝え続けていく大切さを一層強くしたのでした。

「暗く悲しい話もあるけど、
こうして笑いながら生きてる姿を
伝え続けて下さい」

足を運ぶ度に、奮い立たされて帰ってきます。

最後の夜。
震災から1年後に出来た居酒屋で
取材を続けてきた皆さんが歓迎会を開いてくれました。
店の名前は「縁」。

震災が繋いだ縁を大切にしよう。
お前は通い続けて伝えろと励まされました。
5年前のあの日、酒を酌み交わすなんて想像しなかったですよね。

お互いにそんな話をしながら夜は更けて。

また会いにいきます。

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ひいおばあちゃんに背負われて
津波から逃げた蓮くん。
ヨチヨチ歩きだった彼も来月小学生です。
楽天に入団する夢を語りながら
仮設住宅で自慢のグローブを見せてくれました。

あの日出会った人に出会う旅も
間もなく終わります。

いざ。

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FNN取材団から間もなく5年。
明日から6回目の宮城・石巻へ。
今年も自分の目で、
しっかり見て伝えたい現場を回ります。

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行方不明者の捜索現場。
それは偶然居合わせた現場でした。
散り散りで捜索する捜査員を撮影中、
慌ただしく茂みに入る姿を確認。

やっぱりわかるんです。
現場の空気が一変する雰囲気。

3日前から行方不明の女性は
僕らの目前の崖下に車両ごと転落。

誰もが絶望した現場でしたが
茂みの中から出てきた捜査員から
「救急車呼んで!」の一声。
一瞬誰に言われてるかもわからず、
カメラマンの
「救急車呼べって言ってますよ!」で我に返り119番通報。

「工作車もいる!」
「意識ありで車両大破」
「高さ10m」

道路の向こう側から叫ぶ捜査員の言葉を
ただ携帯電話の向こうにいる通信員に
伝言すること数分。

「あなたは警察官ですか?」
「警察官に依頼された現場の記者です」
「何が見えるか教えてください」

10分後に救助隊、その後ヘリコプター到着。

一刻を争う現場で
現場の記者に「通報しろ!」を投げた捜査員はプロだなと思いました。
今、そこにいる人間は何をすべきか。
いつも現場で考えさせられます。

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